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2019/09/08
ロシア旅行記 モスクワ トレチャコフ美術館 イリヤ・レーピンによる歴史画2点他

2016年2月25日から3月2日までの7日間

JTBロシアツアー旅行にひとり参加しました


「美しい冬を愉しむ 芸術の国 ロシアハイライト」

サンクトペテルブルグとモスクワの二都巡りです


この年は今年の3月31日付で退職した職場から

勤続●●年祝の休暇&JTB旅行券を支給され

年度内消化をせねばとあたふたと行き先を決めて

出掛けたのでした


その時の旅行記を撮影した写真と

記憶の断片を辿りながら書いています

時々記憶が怪しくなりますがお付き合い下さいね


観光最終日の6日目はトレチャコフ美術館の中へ

現在この旅の最後の見どころを連載中です・・・



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「1581年11月16日のイワン雷帝とその息子イワン」



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「ノヴォデヴィチ女子修道院のソフィア」



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2016.3.1 ロシアモスクワ トレチャコフ美術館にて撮影


本日はイリヤ・レーピン(1844〜1930年)が描いた肖像画2点です。最後の作品は別の画家のものですが作者名・作品ともわかりません。

1枚目の横たわった男性(息子)を抱き悲しみのあまり目を見開いているのは恐怖政治を敷いて反対派を弾圧したイワン雷帝(1530~1584)です。息子イワン皇子は父親の振り下ろした職杖によって殺されてしまいました。

喧嘩の原因はイワン皇子の妊娠中の妻が部屋着姿でツァーリの前を通ったことだった(肌着をツァーリに見せることは極めて侮辱的な行為だった)という説、そしてもう一つの説は2人の政治的な意見の食い違い・・・

イワン雷帝は興奮のあまり職杖を振り息子の頭を殴打、流れ出す血を必死に止めようとしたが無駄でした。27歳のイワン皇子は、この時唯一の健常な皇位継承者だったそうです。

この作品には、死の淵にあるイワン皇子が、錯乱状態にあるイワン雷帝の肩を右手で厳粛に握り、父の暴力を赦している様が描かれていますが、雷帝と恐れられた父親の人間的な弱い一面を垣間見ることが出来ます。

余談ですが、2018年5月25日、この絵に来場者の男が激しい損傷を与える事件が発生しました。

警察は25日、防護ガラスを金属棒で破壊し、作品の3か所に損傷を与えた建設作業員のイゴール・ポドポリン(Igor Podporin)容疑者(37)を逮捕しました。

現地メディアによると、ポドポリン容疑者は「歴史的理由」に基づき犯行に及び、後に警察に対し「犯行前にウオッカを1杯飲んでいた」と供述したそうです@@傷つけられる前の絵を観ることが出来たのだなあと。


「ノヴォデヴィチ女子修道院のソフィア」は正式名称は「ノヴォデヴィチ修道院に幽閉されて1年後の皇女ソフィア・アレクセーエヴナ、1698年に銃兵隊が処刑され、彼女の使用人が拷問されたとき」

ロマノフ朝2代目のツァーリであるアレクセイは、1657年に生まれたソフィア・アレクセーエヴナの他に、フョードル3世、イヴァン5世、ピョートル1世など多くの子女をなした。

まず、フョードルがツァーリとなるが、病弱だったため6年後に20歳の若さで死去する。イヴァンは、知的障害をもっていた。そこで、ピョートル1世が即位した。

しかし、ソフィアは25歳のとき、銃兵隊(ストレリツィ)の反乱を起こさせ、イヴァン5世をツァーリとし、ピョートルを名目上の共同統治者として、自ら摂政の座につき、実権を掌握した。

ソフィアは、ピョートルを田舎に追いやった。2度のクリミア遠征の失敗などの失政に苛立ったソフィヤは、ピョートルを取り除くために銃兵隊の反乱を起こしたが失敗する。

1689年、ソフィアはモスクワのノヴォデヴィチ女子修道院に幽閉され、ピョートルは改めてツァーリとなる。9年後の1698年、銃兵隊の反乱が起きると、ソフィアを支持した1500人近くの兵士が処刑された。

さらに、ソフィアが反乱を指揮したという証拠がなかったのにも関わらず、ピョートルは、ノヴォデヴィチ女子修道院のそばにも処刑台を設け、さらには反乱を首謀したと思われる3人の兵士の死体をソフィアのいる部屋の窓の外側に吊り下げた。

やがて、ソフィアを修道女にするようにとの命令を受けた兵士や修道僧たちは、部屋まで行って扉を開ける。そのときに目に飛び込んできた光景を描いたものが本作である。

この後、ソフィアは強引に剃髪させられ、大勢の兵士に監視され続け、1704年に他界した。
以上ウィキペディアより引用しました。

ソフィアは兄弟たちと共に高度な教育を受けた女性で、強烈な権力志向の持ち主だったそうです。

ソフィアが「太って醜く、ふしだら」と非難されたのは、当時の皇女としてはあるまじき行為、政治に携わったことに対する反発を反映している可能性もあるそうです。

実際私はこの絵をぱっと観て「太った尊大なこのお・じ・さ・んは誰?」と思いました(滝汗)

彼女の「治世」は、女性君主が権力を握る前例を開いたという意味では重要だったとか。ソフィアはその後18世紀の女帝の出現へと先駆者的な役割を果たしたのではないでしょうか。

エカテリーナ2世はソフィアの摂政政治を「ソフィアには正当な評価があたえられていないと思う。ソフィアは誰もがうらやむような英知をもって、長年にわたりわが帝国の国政を担ってきたというのに」と評しているとか。


ところで写真がない時代、各国の宮廷では肖像画を結婚相手を選ぶ手段としても利用してきたようですが、こうしてみると随分歪められていたのだなあと思います(通常は実物よりずっと美しく描かれていたそうです)

肖像画が実物をありのままに描いたものではないとはいえ、ソフィアの場合はあまりにも酷いと思いました。おそらく摂政時代のソフィアだと思いますがこんな肖像画がありました ↓

201909080.jpg



写真も肖像画同様、現在では修正や盛ることで実物とはかけ離れた姿になっていますけれどもね(苦笑)




ロシア旅行記はこのコンデジで撮影しています

prof160.jpg

ロシア旅行記は通常日曜日更新を予定しています。

だらだら続いてきました過去記事につきましては

記事下のRelated Articleよりご覧くださいませ。



夏風邪をひいてしまったようで、昨夜久し振りに●レコールを飲んだのですが眠い、眠い、ひたすら眠いです(zzz・・・)半分居眠りしながら記事を作成しましたので誤りがあるかもしれません、ごめんなさい・・・







その日に聴いた音楽夜話「夜想曲」

 ↓ 画像よりどうぞ




詞 短歌 都都逸のブログ「夢の通ひ路」

 ↓ 画像よりどうぞ





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Etudeの過去画像をモノクロ加工して更新中です

写真加工をしながら過去と現在を行ったり来たり

遠い過去の想い出と心境を少しだけ綴っています

別館のモノクロ写真館は↓薔薇の画像からどうぞ








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↘香杏 かあん 誕生日2010.9.18
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静かなる哲学者は常に思索中?
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