オクシズ 大川地区の
栃沢にある
龍珠院(りゅうじゅいん)の
大カヤ(
カヤの木)です・・・
2018.10.8
静岡市葵区栃沢龍珠院にて撮影
ワンコ達を大川公民館裏の別荘で遊ばせた後、近くにある
龍珠院(りゅうじゅいん)に立ち寄りました。
龍珠院(りゅうじゅいん)は曹洞宗の寺院ですが、山門の背後には樹高32m、幹周囲5.7m、推定樹齢300年以上の大
カヤの木が立っています。
カヤの木は一山に一本と言われる木で現在は絶滅状態とのこと、成長が遅く伐採してから15年以上かかる貴重な名木で主に碁盤、将棋盤の最高峰として称賛されているそうです。
カヤの寿命は千年にも及び、樹高25m、幹周囲2mにもなるそうですが、この龍珠院のカヤはそれ以上ですから、
大カヤと呼ばれているのでしょう。
カヤの木材はキメが細かく弾力があるため石を打っても痕が残らないとか、耐水性にも優れていて風呂桶などに使われ、戦時中は船底に使用するため供出されました。
独特の芳香があり、その実をあく抜きし炒ると濃厚な香りがすることから和製アーモンドと言われますが、手間が掛かります。夫さんはその実をせっせと拾いクッキーやパンに入れて焼いています。
カヤの実入りパンとクッキーを食しましたがう~ん、私的にはやはり少し油分が気になりました。クッキーは美味しかったのですがパンはちょっとべたっとした感じで・・・
そうそう夫さん、クッキーはさすがにオーブンを使っていますが、パンは以前ちょこっと紹介した庭に煉瓦で作った簡易窯で焼いていますので焼き上がり状態が日によって異なります。それで・・・だったのかも?
カヤの実も銀杏と同じく雄雌があり、実のなる雌は少ないそうです。また銀杏と同じように匂いがあります。油分が多い為拾っていると手がべたべたになります。
その実を加工したものが昔は山伏や修験者の栄養源だったと夫さんは言っています。いつの頃からか夫さんはこの
カヤの実に魅入られ、この時期は実探しに忙しいようです。
今年は裏年らしくてあまり採れず、まだバケツ一杯ほどでしょうか。
因みに実から絞られるカヤ油は高級食用油なのだそうでかつては頭髪油、灯火用としても使われたそうです。また徳川家康はこのカヤ油で揚げた天ぷらを好んだとか・・・
以上夫さんから聞いた話を基にしてまとめましたが、私にはふ~んということばかりでした(笑)
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