静岡県立美術館 ロダン館の
地獄の門 を少し撮ってみました・・・










2017.6.24 静岡市駿河区谷田
静岡県立美術館 ロダン館にて撮影
1880年 ロダンはフランス政府からある依頼を受けました
それは 新たに建設される装飾美術館のための門を制作する仕事で
ダンテの 『i神曲』 を主題とすることが条件づけられました
『i神曲』 は キリスト教への信仰を根底とし 「地獄篇」 「煉獄編」 「天国編」
の三部からなる長編抒情詩です
もともとダンテの讃美者だったロダンは 「地獄篇」 に焦点をあて 永遠の
罰に苦しむ200人以上の裸体の人物像を様々なポーズで表現しました
1900年 ロダンは生前に一度だけ 石膏の 地獄の門 を公開しました
しかし 発注者に納められず また亡くなるまでブロンズに鋳造されなかった
ことから 未完成のまま残されたと言えるでしょう
現在 世界には 石膏2点 ブロンズ7点 計9点の 地獄の門 があります
スケールの大きさ 長い構想期間 数多くの逸話を残す点で ロダン館中央に
そびえ立つこの作品は ロダンの人生と仕事に対する情熱の象徴です以上
地獄の門の解説より引用しました
1枚目は全体像 2枚目は門の上 そして3枚目は門の上部中央の考える人
4枚目は門の足元 5枚目は子供でしょうか 6枚目7枚目は門の中央辺りです
人間たちの蠢く姿がなんとも悩ましく迫ってきます
そして今回初めて気がついたのですが・・・
地獄の門 第三試作 (ブロンズ)
今迄何度となく
ロダン館を訪れていて全く気がつきませんでした
8枚目と9枚目の画像です 展示室反対側の奥にありました・・・